クレドを成功させたいなら、即導入という思考は禁物
クレド経営に興味があるという方。
ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント)とCS(顧客満足度)を両立させて、良い会社をつくっていきたいと考えている方。
クレドのことを知れば知るほど、すぐにでも導入したくなるかも知れません。
そのお気持ちはよく理解できます。
正しいクレド経営を行っている企業では、ESもCSも業績も向上していて、それを見ていれば、「早く導入したい」と気持ちが先行しても仕方がありませんよね。
クレド経営を始める前の私自身が、そうでしたからよく分かります。
そのタイミングで、自問していただきたいことがあります。
それは、
「そもそも何のためにクレドを作るのか?」ということです。
この問いに対して自分の脳内が整理されていないと、クレドづくりに取り組んだとしても、「走っているのは自分だけで後ろを振り返ったら誰もついてきていない」という状態になりかねません。
この答えは、パッとひらめくようなものではありませんので、じっくりと思索を繰り返していく必要があります。
とにかく早く結果を出したいのなら、作り始める前にやることがあります
・そんなまどろっこしいことをしている余裕はない。こっちは忙しいんだ
・まずはやってみなきゃ、自社にあっているかどうかもわからないはず
・考えているだけでは結果は出ない。まずは行動ありきだ
・とりあえずつくってみて、ダメならダメでその時に考えればいい
もし、このような類の言葉が、自分の頭に浮かんだとしたら要注意です。
確かに、考えているだけでは結果は出ません。行動することは何よりも重要です。クレド経営の成功も、行動によって作り出されます。
しかし、行動は正しく行う必要があり、間違った行動は、失敗という結果にしかたどり着きません。
考えずにいきなり行動をすれば、大怪我は免れない。これが現実です。
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