経営理念・企業理念の作り方|クレドやビジョンと理念の関係性

経営理念とはなにか?を、考えたことはありますか?

経営理念、企業理念をどうやって作ればいいのか?
また、現在の理念は、そのままでいいのか?
それとも、作り直すことも考えたほうがいいのか?

そうした疑問を多くの経営者が持っていらっしゃいます。

経営理念や企業理念は、ただあればいいというわけではありません。しかし、よく考えてきちんと作り込まれた理念にすることだけが重要なわけでもありません。

理念を作らず創業している会社は多い。問題は?

小さな会社では、そもそも創業時から明文化された理念がないという会社も少なくありませんし、理念がなくても売上や利益はきちんと上がっているという会社も多々あります。

銀行や株主が評価するのも理念ではなく、財務諸表で示される数字です。
理念がなくても利益とキャッシュが潤沢にあれば会社は存続できますが、どんなに素晴らしい理念があっても、キャッシュが尽きれば会社は終わりです。

そんな誰もが知っているあたり前すぎることを、あえて申し上げたのは、今一度あなたに考えていただきたいからなのです。

なぜ今、「理念について考えているのか?」ということを。

経営理念・企業理念を見直すなら、クレドの作成プロセスが役立つ

経営者やリーダーという立場の人が、理念について考えるタイミングにはある共通点があります。

ひとつは、業績がある程度安定してきているのに、社員の離職率が高いという状態になっているとき。
もう一つは、企業文化や社風が、未来の業績に大きな影響を与えるのではないかということに、おぼろげながら気づき始めてきたとき、
そしてもう一つは、社内のまとまりがなくなってきていて、組織が一丸となって目標に進むことができていないと感じるとき。

主にこのようなタイミングで、人は経営理念や企業理念について、思いを致すようになります。
そのような時に、救世主となってくれるのが「クレド」でもあるということを知っておいていただきたいと思います。

正しいプロセスでクレドをつくっていくと、建て前ではなく本当の経営理念や企業理念が、必ずあぶり出されてきます。
それは、コンサルタントやライターに依頼してつくってもらうような、小綺麗でカッコいい理念とは一線を画します。

自社に本当に必要な経営理念・企業理念をつくることを考えるのなら、クレドをつくるプロセスが、大いに参考になるはずです。