仕事の優先順位がつけられない?|クレド経営と劣後順位のつけ方

クレドが十分に機能しているかどうか

クレド経営は、日々の仕事の「優先順位」「劣後順位」を考えるときにも効果的です。

どんな事業であっても、創業して一定程度の時間が経過すれば、やりきれないほどの仕事に追われることになります。

それでも、実質的に「追われる」感覚が皆無で、自分たちの時間をコントロール下におきながら、確実に結果を出していくことができるという会社があります。

それが、クレド経営を正しく行っている会社です。

クレドが、なぜ経営に良い影響を与えるのかという理由はいくつかありますが、そのひとつが、「クレドがあることによる優先順位・劣後順位のわかりやすさ」でしょう。

日々挑戦をし続けていれば、迷いや悩みがなくなることはありませんが、迷いや悩みが噴出したときでも、大いに助けになってくれるのがクレドであるということは、クレド経営を成功させている企業の経営者なら誰もが「その通り」と膝を打つことと思います。
(クレドを作って導入していてもここに同意できない場合は、クレド経営がうまくいっていない可能性が高いですね)

自分にとって本当に重要なことに時間を割くためには、劣後順位を考慮することが非常に重要です。人生を豊かにするためには、自分にとって本当に大切なことに集中し、それに向けて時間やエネルギーを使うことが必要です

しかし、劣後順位を考慮することは簡単なことではありません。

劣後順位とはなにか? 優先順位との関係性は?

劣後順位とは、優先順位と反対に、ある基準に従って劣ったものや優先されないものを決定することを指します。
優先順位の低いものややらなくてもよいもの、あるいは後回しにできるものと言い換えても良いでしょう。

例えば、あるプロジェクトに取り組む際には、必要なタスクを優先順位に従って順次こなしていく必要がありますが、その中で、他のタスクに比べて優先度が低い、あるいは後回しにできるタスクがあるかもしれません。そのようなタスクが劣後順位に位置づけられます。

劣後順位について考えることで、優先順位が高いものに時間やリソースを集中することができ、生産性や成果を高めることができます。
また、劣後順位に位置づけられるものに時間を費やしすぎることがなくなり、時間の使い方についてもより効率的になります。

しかし劣後順位は、価値観によって大きく異るところです。人によって基準は全く違ってきます。
自分自身の劣後順位の基準を決めるに当たり、どのようなことを考えればよいか、みなさんは理解していらっしゃるでしょうか?

大切なことの一つは、ゴールや目的、使命や志を明確にすること。

そこを明確にするために役立つのが、クレドでありマイクレドなのです。

企業や組織は、クレド経営を行うことで、全従業員が自分の頭で自分がやりたいことを考え自発的に行動する結果として、組織として優先順位が高いものに時間やリソースを集中する方向へ自然に向かっていくようになります。

「本当にそんなことが起きるの?」

それが自然に起きる組織になるのが、クレド経営です。

クレド経営とはなにか?

クレド経営は日々の仕事において、優先順位と劣後順位を考える上で非常に有効な手段の一つです。

クレドとは、企業や組織が持つべき価値観や信念を明確化したものであり、その軸となるものとして、従業員が日々の仕事に取り組む上での指針や方向性を示しています。

正しい手法で作ったクレドを持ち、正しいクレド運用ができている企業や組織は、従業員が自分自身の行動をクレドに照らし合わせることで、自分自身の行動が企業や組織の理念に沿っているかどうかを判断することができます。

そのため、クレドを持つことで、従業員は自分自身が仕事に取り組む上での優先順位と劣後順位を明確にすることができます。
また、クレドを持つことで、従業員は自分自身が日々の仕事に取り組む上で、自分自身がどのような行動を取るべきかを自己判断し、自己責任を持つことができます。

したがって、クレド経営は、従業員が日々の仕事において、優先順位と劣後順位を考える上で非常に有効な手段であり、全従業員にとって良いことなのです

企業や組織がクレドを持ち、従業員がそのクレドに照らし合わせながら仕事に取り組むことで、より生産性が高く、より良い仕事をすることができるようになるでしょう。

まずは、正しいクレド経営を知ることから始めてみてください。
全ては動画セミナーとして、以下にまとめましたので。