コンプライアンスやコーポレート・ガバナンスと相性の良い経営

コンプライアンスの本質に踏み込んでいる企業は少ない

コンプライアンスという言葉を、ここ20年くらいでよく聞くようになりました。
「法令遵守」という日本語に訳されることが多いこの言葉ですが、コンプライアンスとは、単に法律を侵さなければいいというものではありません。

人によっては、法令に抵触しなければ何をやってもいいと考えてしまうというケースもありますが、本当にそれで良いのでしょうか?
みなさんはどう思われるでしょうか?

コンプライアンスという言葉の意味を自分に都合よく解釈するのではなく、しっかりと向き合って考えると、仮に法令に抵触しなくても倫理的に問題があると思われることは避けるということが「コンプライアンス」であるということが理解できます。

ただ現状では、コンプライアンスという言葉は「法令遵守」と訳されていることから、それ以上のことに踏み込んでいる企業が少ないのが現状です。

コンプライアンスという言葉をよく耳にするようになってからも、企業不祥事が繰り返されていることからも、それは明らかです

正しいクレド経営が、コンプライアンスもSDGsも内包する

近年の各種規制緩和。自由競争が推進され、企業は独自の考え方で自由に活動をすることができるようになった反面、自らを律していくことが求められるようになっています。

クレド経営が注目を浴びるようになった背景には、このようなことがあります。
コンプライアンスはもちろん、コーポレートガバナンスともクレド経営は相性も良いため、時代に合っている施策のひとつでもあるわけです。

しかし、これらの横文字の言葉が、社内で増えれば増えるほど、それぞれの関係性も含めて、どうして良いかわからなくなってしまうという人も多いかも知れませんね。
CSR(企業の社会的責任)や、SDGs(持続可能な開発目標)との関係性などで悩んでいらしゃる経営者の方や、幹部社員の方も少なくないかもしれません。

実は、これらのすべては、正しいクレド経営を行えば、コンプライアンスもコーポレートガバナンスも、CSRもSDGsも、本質的には全部内包してしまうことをご存知でしょうか?

正しいクレド経営の中であたり前のように毎日やっていることが、コンプライアンスやコーポレートガバナンスなど、それぞれが企業や個人に求めていることに自然とマッチしてしまうのです。

もちろん、単にそれっぽいクレドカードを作って、テクニックとしてのクレドを導入するだけでは、そうはなりません。
正しくクレドを作り、正しく浸透させ、正しく運用するという、「正しいクレド経営」が重要になります。

コンプライアンスとか、
コーポレートガバナンスとか、
CSRとか
SDGsとか

そういう言葉に翻弄されているような気がする人は、まずは正しいクレド経営から始めることをオススメします
それが良い企業を作るための第一歩目です。