クレドが浸透するとどんな状態になる?
クレドが正しく浸透し、正しい運用が行われている組織では、経営トップのみならず、経営幹部も含めた全従業員一人一人が、事業の目的やビジョンはもちろん、日々のひとつひとつの仕事の目的や意味を、自然に理解しているのがあたり前の状態になっています。
そして一人一人が誰かになにかの仕事の指示を出すときも、目的や意味、つまり「何のためにするのか」を明確にしているため、現場に混乱が生まれず、そしてさまざまな環境変化や、想定外の事態が起こったときでも、現場で働く人たちが、すべきことを独自に修正して最適化していくようになります。
仕事の指示は具体的にする?抽象的にする?
仕事の指示は具体的であればあるほど良いと思っている人がいるかもしれませんが、それはあくまでも価値観がバラバラでまとまりがなく、従業員一人一人が自分で考えて行動することを良しとしないような空気に支配されているような組織に限った話です。
クレド経営が正しく行われている組織では、一人一人がすべての仕事を「何のためにするのか」が分かっているため、上司からの具体的な指示がなくても、どんどん自ら考えてやるべきことをやるようになります。
そんな組織での経営者やリーダーの役割は、抽象度の高い指示を出すこと。
むしろ具体的な指示を出さないことで、一人一人が能力を発揮しやすくなるのです。
正しくクレドを作って、そんな組織を目指していきましょう。
クレドの正しいつくり方と浸透のさせ方を、以下で詳しく説明しています。