ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のクレドは参考になるのか?

ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドと、日本企業の理念は何が違う?

クレドは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが考案したと言われています。
直訳した日本語では、「信条」や「信念 」とされていますが、広義では、企業理念や経営理念ともほぼ同じ意味を持った言葉です。

日本企業にも古くから「理念」があります。
企業によっては、社是やミッション、フィロソフィという言葉で表現しているところもありますが、これらは企業によって定義付けが少しずつ異なるのですが、抽象度を高めて認識すれば、ほぼ同じものであると言っていいかと思います。

ではクレドと理念は何が違うのでしょうか?
それぞれ、別々に考える必要はあるのでしょうか?

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、クレドがあるだけで、それ以外に理念やミッション、フィロソフィのようなものはありません。

さて、こういうことを聞くと悩んでしまう方がいらっしゃるかもしれませんね。
クレドをつくるとしたら、今ある企業理念、経営理念はどうすればいいのだろうか、と。

現在の企業理念・経営理念と調和するクレドを導入する

ジョンソン・エンド・ジョンソンや、ザ・リッツ・カールトンという企業を育んだアメリカと、私たち日本企業では、歴史も文化も違います。
そして自社の従業員が日本人がメインなのであれば、欧米人がメインの企業とは、宗教観も価値観もかなり違います。

ジョンソン・エンド・ジョンソンや、ザ・リッツ・カールトンのクレドを学び、参考にするのは良いことですが、過度に意識する必要はありません。

日本人が働いている日本企業にクレドを導入する場合は、既存の理念との調和を考えていきます。

クレドと理念の関係性、これもしっかりと考えていきましょう。
セミナー動画でも詳しく解説していますので、不明な点があればどうぞ。