クレドが効果的に機能する会社のステージ

どういうタイミングでのクレド導入が、もっとも良いかを知っておく。

クレドは、会社がどういうステージで機能するのでしょうか?
もっとも機能しやすいタイミングのようなものはあるのでしょうか?

起業して間もない頃、計画通りに売上利益が上がらなくて、運転資金も底をつきかけているような状態のとき。
また、なにか大きな外的要因によって、売上が半減以下になってしまって、当面回復の見込みがないようなとき。

このようなときは、クレドを導入しても、効果的に機能するかと言うと、なかなか難しいのが現状です。

いや、「クレドがすでに浸透しきっていて正しく運用ができている段階まで来ている」場合は、運転資金が底をつきかけているときや、売上が半減以下になってしまって会社の存続が危ぶまれるときこそ、クレドが力を発揮します。

しかし、クレドが現時点で導入されていないか、導入されていても浸透していない場合、会社が経済的に安定していない状態だと、そこから新規導入をするには相当難しいと言わざるを得ません。

草創期など、会社の資金に余裕がないときは、クレド導入に注力するのは難しい

草創期など会社の資金に余裕がないとき、または業績が悪化していて資金繰りばかりに奔走しているとき、そんな時に組織が混乱していて従業員満足度が下がっていたとしても、組織改善をしたいという気持ちが盛り上がってくるような経営者は、残念ながらほとんどいません。

ということで、この記事を読んでくださっているということは、あなたの経営する会社が資金的にはすでにある程度の余裕が出てきているのではないかと想像します。

まず、事業が安定し、全従業員の雇用が安定してこそ、次のステップに進もうという気力が湧いてきます

つまり、
「組織にまとまりがない」
「定着率が悪くて困っている」
「みんなが楽しく働ける組織にしたい」
「一人ひとりが自ら考えて動くような組織にしたい」
「優秀な人材が育ち、入社したくなる組織にしたい」
「理念が浸透しない」
「言うことを聞かない社員をどうすれば良いのか」

というようなご要望やお悩みが出てくるとしたら、経営者として次のステージに足をかけているサインです。
事業もある程度安定してきているという証でもあります。

そういうときにこそ、経済的な安定にあぐらをかくことなく、クレドの作成と導入に真剣に取り組むとき。
これがうまく行けば、自分の実力を大きく超えるような組織に発展していくことになります。

従業員満足度研究所 藤原清道